ヤマダ電機 低価格太陽光発電ＰＢ投入 来年度内に２万セット目標

どんどん価格破壊が進めば、普及が進むね。国内メーカーにも頑張ってもらわないと・・・




　家電量販店大手のヤマダ電機は９日、自主企画商品（ＰＢ）として低価格の家庭向け太陽光発電システムを１０日から全国のヤマダ店舗で発売する、と発表した。

　価格は出力１キロワット当たり４０万円を切り、従来（５０万円前後）より約２割安い。原発事故に端を発した家庭向け電力料金の値上げが現実味を帯びる中、増大が見込まれる家庭内発電の需要をいち早く取り込む狙い。

　複数メーカーを扱える量販店の強みを生かし、韓国エス・エナジー（ソウル市）の太陽光パネルとオムロンの電力変換装置など、低価格化したシステムの組み合わせをメーカー横断的に構築し、パッケージとして「ヤマダ」ブランドで売り出す。

　当面、一般住宅向けの「３．８４キロワット」（１５３万円）とアパート向けの「９．６キロワット」（３８０万円）のシステムを中心に販売する。ともに１キロワット当たりの価格は３９万円台で、国の補助金（４万８０００円）を活用すれば、実質１キロワット３５万円前後での導入が可能になる。

　矢野経済研究所によると、国内の家庭向け太陽光発電システムの市場規模は、余剰電力買取制度が始まった２００９年度から大幅に伸長。１０年度の５０４５億円から、１２年度に６０４３億円、１５年度は７４０４億円に拡大すると予測する。ヤマダ電機は１２年度中に、グループ全体で２万セット以上の販売を見込む。