ホント、一種のドーピングだよねー。反動が大きすぎるもんなあ。
昨年12月分まで適用が前倒しされる4月復活のエコカー補助金が、予想された9月よりも早く予算の3千億円に達し、夏頃に打ち切られる可能性が出てきたとして、期末商戦を過ぎたはずの自動車販売現場が活況だ。納車まで数カ月待ちの人気車種では、現段階で補助金切れ後の納車になる恐れもあるといい、商談の前倒しにつながっている。
国内の新車販売は、制度上は4月から復活するエコカー補助金を見越し、1月が約41万6千台で前年実績比36・2%増、2月も51万9千台で29・5%増えた。「例年なら年度末の期末商戦が終われば閑散とするのに、今年は客足が落ちない」(都内の販売店店長)状況で、東日本大震災での消費自粛ムードから一転し、販売を伸ばしている。
好調の背景にあるのは、「補助金がいつ打ち切りになるのかがわからず、早めに動きたい」という消費者心理。「(買い替えのタイミングである)車検はまだ半年先なのに、補助金を受けようと契約を早める客が増えている」(都内販売店スタッフ)という。
4月2日から申請受け付けが始まる補助金制度は、昨年12月20日以降の登録・届け出車が対象で、登録車は10万円、軽自動車は7万円が支給される。期間は来年1月末までだが、予算の3千億円に達した段階で打ち切られる。約300万台分を想定し、9月には予算額がいっぱいになるとみられていた。
しかし、自動車業界では、「1月からの想定以上の販売好調が3月以降も続けば、7月にも早まる」(業界関係者)との観測が浮上。人気が高く、納車までが4~5カ月かかるとされるトヨタ自動車の新型ハイブリッド車(HV)「アクア」などでは、「現時点の商談で補助金切れになる可能性」(都内のディーラー)もあり、「補助金切れのXデー」が迫る。
アクアの生産拠点の関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)も、月3万台の生産を5月から3万5千台に引き上げ、懸命に対応する計画。補助金切れ後は、反動で大きな販売減になる心配もある。
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