2012年3月1日木曜日

LCCピーチ、国内初就航 拡大期待の一方で課題も

まずは、安全面をしっかり確保してから、価格競争を起こして欲しいね!




 欧米では3割以上のシェアを持つLCCが、ようやく日本の国内線でも登場した。格安料金を武器に航空需要の拡大が期待される一方、課題も多い。運航の効率化やサービスの簡素化により利便性では大手に劣るほか、新幹線や高速バスとの競争、いまだに海外と比べて高すぎる空港着陸料など、普及に向けたハードルは決して低くない。

 ピーチの1番機は1日午前7時すぎ、関西空港から新千歳空港に出発、続く2番機も福岡空港に向けて出発した。関西や新千歳では自動チェックイン機が作動しないトラブルが一時発生し、職員が搭乗券を発券して対応。この影響などで午前の新千歳から関空への折り返し便は到着が約1時間遅れた。福岡便では50分という飛行時間の短さもあり、機内での有料による飲食物販売が、すべての客に行き届かなかった。

 定時運航や充実した機内サービスが強みの大手航空会社と、運航・整備や機内サービスを効率化するLCCの利便性の違いが初日から浮かび上がった格好だ。

 LCCが狙うのは高速バスや新幹線の利用客だ。ピーチは関西-福岡線の最安値を3780円に設定しており、高速バスの3500~5600円、新幹線自由席の1万4590円と比べて価格競争力がある。

 だが、LCCがすんなりと客を奪える保証はない。高速バスの最大手、ウィラー・アライアンスは「高速バスは早朝に目的地に到着し、すぐに行動できる」と長所を強調。別のツアー会社は「すべての客がLCCの最安値で乗れるわけではない」と指摘する。LCCの運賃設定は早期予約や予約状況に応じて変動するためで、「わかりにくい」との声もある。

 また、価格で劣勢に立つJR西日本は「価格面で対抗するのは難しいが、新幹線の運行本数の多さや車内でのインターネット環境の良さなどのサービスで対抗したい」と強調している。

 LCCにとっては、日本の空港の着陸料、航空機燃料税などが他国よりも割高なことも足かせだ。例えば関西空港の国内線着陸料はロンドンの3倍以上、ニューヨークの約1・6倍。コスト負担は経営の重荷だ。1日、都内で開かれた販促イベントに参加したジェットスター・ジャパンの鈴木みゆき社長は「(日本の)空港は着陸料などの引き下げをしてもらいたい」と要望した。

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