2011年10月2日日曜日

日本通貨当局、次の介入は対ユーロか―欧州安定化に貢献との指摘も

欧米と友好関係を強めるためには、こういったことも推し進めたほうがいいですよね!


日本の通貨当局が次に為替市場に円売り介入する場合は、従来の対ドルではなく、対ユーロになるとの見方が出ている。さらに、その過程で欧州金融安定基金(EFSF)の債券を購入し、欧州の債務問題の拡大防止に協力していることを対外的にアピールできるとの指摘もある。

一部のアナリストらは、対円で過去10年来の低水準にあるユーロを買うことは、債務危機への投資家の不安をやわらげ、安全な投資先と考えられている円への資金流入を抑える結果にもなるとみている。

パークレイズ・キャピタル(東京)のチーフ日本ストラテジスト、山本雅文氏は、多額の外貨準備を保有する日本がユーロ買いという大胆な手段をとれば、市場のリスク許容度が改善し、ユーロが持続的な回復傾向に入る公算が大きい、と指摘する。

日本の外貨準備高は現在約1.2兆ドル。野田首相は先月20日に行われたウォール・ストリート・ジャーナル/ダウ・ジョーンズ経済通信とのインタビューで、日本がEFSF債を購入したことを明らかにし、「これからもEFSF債含め一定程度の貢献は必要」と述べた。

対ユーロで為替介入を行う可能性について、財務省幹部はコメントを控えるとした。

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