ソフトバンクには、回線の強化を是非。ドコモは完全に今回は蚊帳の外ですね。
米アップルの新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)4S」の予約が7日に始まり、ソフトバンクモバイルとKDDI(au)は順調に予約数を伸ばしているもようだ。東京・西新宿の量販店では「予約数は両社互角」という。14日の発売に向けて、両社とも販促活動にしのぎを削る。
これに先立って、アイフォーンの「4S」発表前の販売状況が注目されていたが、既存機種買い控えの影響はあった。主要量販店のPOSデータを集計したBCN(東京都千代田区)の調査によると、3-9日の通信事業者別スマホ販売シェアはNTTドコモが56.8%(前週比3.2ポイント増)、KDDI(au)が26.3%(同3.3ポイント増)だったが、ソフトバンクは14.1%(同5.2ポイント減)と大幅に減少した。
メーカー別シェアでも、トップのソニー・エリクソン(エクスペリア)が26.6%だったのに対して、アップル(アイフォーン)は10.1%まで下落した。
アイフォーンでは蚊帳の外のドコモだが、アンドロイド対応スマホの品ぞろえ強化が奏功してシェアを伸ばした。また、高速データ通信対応機種やソフトバンク対抗の低料金制度を導入したKDDIもアイフォーンの影響は限定的だったようだ。
ソフトバンクが買い控えの影響を受けたとはいえ、その分は「4S」の予約、販売に乗ってくるとみられる。量販店の予約が互角でも、直営ショップでの予約受付数は、買い替えの分まで含めると、先発の利があることは間違いない。
さらに、タブレット型端末「iPad2」の0円提供、従来機種の割賦支払いの無償化など、ソフトバンクは「あらゆる努力」(孫正義社長)で価格競争を仕掛ける。これに対して「auは少し地味」(東京・池袋の量販店)に映ることは否めない。
KDDIが「通信品質」を武器にどこまでアイフォーン販売を伸ばせるか。NTTドコモによる、アイフォーン以外のスマホの攻勢も続く。スマホ市場の“秋の陣”はこれからだ。
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