財務相はいったい何をしているんだ!本当に世界から見放される。自分の懐だけ潤ってればいい政治家なんていらないんだよ!ぷんぷん!
[東京 27日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点から下落し、75円後半で推移している。介入のアラームとみられている日銀の追加緩和が発表され、市場の関心は介入に集中している。
ただ、海外勢や個人が介入期待で構築したドルロングがたまっていることから、このまま介入が入らなければ海外時間に投げが出てドル安/円高が加速するリスクも指摘されている。
前日の海外時間にドル/円は75.709円まで売られ、25日につけた過去最安値を約2銭更新。ドル安/円高は緩やかながら、歯止めのかかる気配がみられない。
欧州債務対応の協議が山場を迎えており、ユーロ圏首脳会合を終えたサルコジ仏大統領は日本時間11時に、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)を約1兆ユーロに拡大し、ギリシャ債のヘアカット(債務元本の減免)を50%とするなどの債務危機対応を発表した。これを受けて、米原油先物やグローベックス市場の米株価指数先物が上昇し、リスクオンの流れのなかでユーロ/ドルや豪ドル/米ドルが買われた。ユーロはその後も堅調に推移、午後に入ると7週間ぶりに1.40ドルに乗せた。
大和証券投資情報部部長の亀岡裕次氏は「ほぼ事前予想通りのものが出てきた。ユーロは、まずは合意にこぎつけたことを評価して上昇したが、上値余地は1.40ドル乗せ程度までだろう」と受け止めていた。
一方、ユーロ買いの裏側のドル売りがドル/円を圧迫し、一時76円を割り込むなどじり安となった。ただ、安住財務相が為替介入を示唆し続けていることで介入期待も続いており、ドル/円の下値を支えた。
欧州の発表を通過した市場が次に関心を向けたのが、日銀の金融政策決定会合。「介入実施のアラームとしてみられている」(大手銀行)ためだ。市場では「追加緩和とセットで介入するのが一番効果がある。介入に踏み切れば79円くらいまでの上昇はありそうだ。ただ、個人もインターバンク勢も介入を待ってポジションをドルロングに傾けており、介入がなければロングの投げが強まるだろう」(セントラル短資FX営業本部、武田明久氏)との見方が出ていた。
午後1時半頃に日銀が資産買い入れ基金を5兆円増額する追加緩和を発表すると、ドル/円は一時76.29銭まで反発したが、まもなく売りに押され反落し、76円割れの水準で弱含みの推移となった。ドルをロングに傾けていたインターバンク勢やファンド勢の売りが出た。市場では「金融政策を通じて積極的に円高を是正する意図は感じられず、失望売りが出ている」(バークレイズ銀行チーフFXストラテジスト、山本雅文氏)との声も上がった。
ただ「介入期待がまだ残っているなかで、今すぐドル/円の下値を売り込む動きにはならないだろう。時間をかけて、介入が入らないことを確認する形になれば、海外時間にドル/円の下攻めが強まる可能性はある」(大手銀行)との声が出ている。
市場では、ドルの75円後半ではある程度買いが入るとみられているが、75.50円前後では輸出企業や個人のロスカットを含めて売りが強まるとみる声が多い。また、リスクオン地合いのなかで、海外時間にユーロ/ドルや豪ドル/米ドルが買い直されれば、この裏側のドル売りがドル/円を圧迫する可能性もあるという。
「ドルが75.50円を割れて下に走るようなら、海外市場でも介入はありうる。日銀にあれだけ強い姿勢で追加緩和を促したこともあり、いつ介入が入ってもおかしくない。すでにリーチはかかっている」(大手銀行)との声が上がっている。
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