1万ドルを切ったら、本格的にやばいですね。
週明け8日午前の米株式市場は、米国債格下げを受けて世界的な経済先行き不安が台頭し、急反落して始まった。優良株で構成するダウ工業株30種平均は、一時250ドル余り下げた。午前9時55分現在、ダウは前週末終値比215.74ドル安の1万1228.87ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数が63.13ポイント安の2469.28。
米格付け大手スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は前週末5日の引け後、米国債の長期信用格付けを現在の「AAA(トリプルA)」から1段階下の「AA(ダブルA)プラス」に引き下げると発表。見通しも「ネガティブ(弱含み)」とし、今後さらに格下げする可能性を示唆した。これを受けて、世界的な景気後退や金融市場への影響に対する懸念が広がり、週明けはアジア、欧州とも全面安。米株価も急落して始まった。
一方、先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)は8日、声明を発表。金融危機防止に向けて、為替の協調介入などを視野にG7が結束する姿勢を鮮明にした。欧州中央銀行(ECB)も同日、イタリアやスペイン国債の買い入れを実施。これを受けて両国の国債利回りは下落した。しかし、いずれも株式市場への効果は限定的だった。
個別銘柄では、バンク・オブ・アメリカは7%超安、キャタピラー、アルコアも5%超安と売り込まれている。週末にかけて従業員がストライキを行った米ベライゾンも2%超安。このほか、原油安を受けてシェブロン、エクソンモービルなどの石油関連銘柄も安い。
2011年8月8日月曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿