2011年8月25日木曜日

ジョブズ辞任で揺らぐ“アップル王国” 最強グーグル追撃に不安

ジョブスさんは偉大すぎましたからねえ・・・果たして、アップルは今後どうなっていくのでしょうか?


 カリスマ経営者が経営の第一線から退くことで、IT業界で“王国”を築いたアップルは、創業以来最大の正念場を迎える。消費者や社員の求心力を維持できるのか。最強のライバルの米グーグルとの覇権争いに勝ち残れるのか。後継者のクック氏には、重い責任がのしかかる。

ジョブズ氏の辞任が伝わった24日夜。アップルの株価は時間外取引で同日終値から一時7%も急落した。今月9日に、株式時価総額で石油大手エクソンモービルを初めて抜いて世界最大となったばかりだが、「かねて懸念されていた最大のリスクが現実になった」(市場関係者)と受け止められた。

後任のクック氏は、アイフォーンの生産管理を担うなどジョブズ氏の右腕。アナリストのコリン・ギルス氏は「投資家がパニックに陥る必要はない」と呼びかける。

だが、ジョブズ氏の抜けた穴を埋めるのは簡単ではない。「自ら陣頭指揮して開発した新製品を片手にさっそうと登場。巧みな話術で消費者を魅了するジョブズ氏の訴求力が、数々のヒットの大きな要因になってきた」(情報通信アナリスト)ためだ。社内でも、今秋開始予定の新サービスの開発に意欲をみせていたといい、社員のショックも大きい。

ネット検索から覇権を狙うグーグルは着々と追撃態勢を整えている。今年4月に38歳のラリー・ペイジ氏がCEOに就き、世代交代で先行。今月15日には米携帯電話機大手モトローラ・モビリティ・ホールディングスの買収を発表した。

グーグルはスマートフォン(高機能携帯電話)向けの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を世界中のメーカーに無償提供する戦略を展開。搭載端末は今年4~6月期で約4割を占め、アップルを上回った。モトローラ買収で、アップルと同様に自ら端末の開発・製造も手がける「垂直統合型事業」に踏み出す。スマートフォンをめぐる特許紛争も激化しており、モトローラの特許を手中に収めるグーグルはいっそう手ごわい相手となる。

交流サイト(SNS)の米フェイスブックといった新興勢力が台頭してくるなどIT業界の勃興は激しく、今ほどトップの先見性が試されることはない。クック氏が、ジョブズ氏の路線を継承するだけでは、王国は守れない。

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