2011年8月23日火曜日

米アップル、8ギガの「iPhone4」発売へ=関係筋

8ギガじゃあ、全然使いこなせないっしょ?


米アップル<AAPL.O>は、「iPhone4」の廉価版(8ギガ)を発売する予定で、アジアのサプライヤーは既に、製造を開始している。事情に詳しい2人の関係者が23日述べた。

関係者は、情報がまだ公になっていないことを理由に、匿名を条件に述べた。

関係者の1人は、韓国企業が8ギガ「iPhone4」のフラッシュドライブを製造していると述べたが、企業名は明らかにしなかった。

アップルは現在、東芝<6502.T>、韓国サムスン電子<005930.KS>からフラッシュドライブを調達している。アップルはコメントを拒否した。

サムスンもコメントを拒否した。

現在の「iPhone4」は2010年6月に発売され、16ギガと32ギガとがある。今年4月にホワイトバージョンが追加された。関係者によると、8ギガの機種は、数週間以内に発売される可能性がある。

一部のアナリストは、8ギガの「iPhone4」が発売されれば、アップルの新興市場での売り上げ増に寄与する可能性がある、とみる。

元大証券のアナリスト、ボニー・チャン氏は「新興市場の消費者は、通常150─200ドルする高位機種のスマートフォンから、低・中位機種に乗り換えることを望んでいる。しかし、8ギガのiPhone4が200ドルを下回ることはないだろう。つまりアップルは、新興市場向けに、仕様の劣る全く新しい機種が必要ということだ」と指摘した。

<「iPhone5」、9月末までに発売か>

また関係者は、アップルは次世代「iPhone5」の9月末の発売を目指していると述べた。「iPhone5」は、台湾の鴻海精密工業<2317.TW>と和碩聯合科技(ペガトロン)<4938.TW>が製造するという。

関係者によると、「iPhone5」は、「iPhone4」と外見が酷似していることから、「iPhone4S」と呼ぶ向きもある。「iPhone5」は、タッチスクリーンが従来機種より大きく、アンテナの感度も向上、8メガピクセルのカメラを搭載している、という。

関係者によると、製造する鴻海精密工業と和碩聯合科技の2社は、合わせて最大4500万台の生産能力を準備するよう要請を受けている。

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