息切れせずに続けられるのか?インフレターゲットのために、やれることはしないとまずいですからね。
「世界連鎖株安」の終息が見通せない中、日銀が上場投資信託(ETF)を買い入れ、株価を下支えしている。株価が1%を超えて下落した際に実施され、買い入れ額は最大で1日256億円。1兆円規模の東証1部の1日の売買代金に比べれば小さいものの、市場には「ある程度、下値を限定する」との安心感を与える効果もある。
日銀のETF買いは、市場に大量に資金投入する金融緩和策の一環。昨年12月に始まり、これまで計5136億円分購入した。運用ルールは公表されていないが、東証1部全体の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)の午前終値で前日終値比の下げ幅が1%超で実施されるという「1%の法則」が市場の共通認識となっている。
実際、運用開始からこれまで「法則」が当てはまる26日全てで日銀は買い入れを実施した。世界連鎖株安に見舞われた8月は既に東日本大震災の影響で市場が乱高下した3月に並び月別で最多の7回行われている。
日銀は効果を認識しており、4日の金融政策決定会合で、それまで9000億円だった買い入れ枠を1兆4000億円に拡大。買い入れ額も9日以降の3回は過去最多の256億円ずつとするなど対応を強化している。
「法則」をリポートで指摘したSMBC日興証券国際市場分析部の今川倫太郎次長は「他の主要国では聞いたことがない。日銀の警戒感を示すメッセージとなっており、市場の不安をぬぐう心理的効果がある」と説明している。
2011年8月25日木曜日
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