こうやって、増大するトラフィックにどれだけ対応していけるのかね?パケット定額制が打ち切られたら・・・
携帯電話サービス大手は、パケット通信料の増加が見込めるスマートフォン(高機能携帯電話)の販売増に躍起だが、同じサービス利用者同士の割安通話プランなどはあるものの、高止まり状態の通話料金は利用者にとって悩みの種だ。
そのため、「スカイプ」や「LINE」などの無料アプリや割安な「050」通話サービスの利用者が急速に増えている。2000年の設立以来、IP電話サービス一筋のフュージョン・コミュニケーションズが15日に提供を始めた「FUJON IP-Phone SMART」は、通常30秒20円のスマホの通話料を全国一律8.4円に引き下げるうえ、月額基本料が無料。県外が割高な固定電話とそれほど変らない料金水準で通話できる。
経営企画部の内山明夫さんは「基本料金が必要な既存商品より割安。β版は早めに1万件に乗せたい」考えだ。同社は企業向けIP電話サービスが事業の中心だったが、新サービスは個人を主要なターゲットに置く。
販売は、当初の数カ月は「β版サービス」と位置づけ、登録日から5日間の通話料1008円(最大1時間相当分)を無料に設定。利用者は、スマホ向けアプリケーションストアなどで標準プロトコル(SIP)に準拠した通話アプリをダウンロード。アプリ上でフュージョンから提供される情報を設定すれば、通話が可能になる。
フュージョンのIPネットワークを介することで、異なる通話アプリ間でも相互に通話できるのも特徴だ。βサービス開始にあたり、同社はSIP準拠の通話アプリの接続を検証。「(15日時点で)7~8種の接続を確認したが、もっと増えていく」(内山さん)
ホームページには、登録者向けに、アギート(京都府向日市)と日本エヴィクサ-(東京都中央区)の通話ソフトを提示している。
フュージョンは日商エレクトロニクスと古河電気工業が中心になってIP電話事業を目的に設立したが、03年には東京電力の通信事業会社パワードコムが出資。
その後、KDDIがパワードコムを吸収して、一時は東電の子会社となったが、07年に楽天が過半数の株式を取得して楽天グループに入った。
現在は企業向けIP電話サービスで大手通信事業者にできない柔軟なネットワーク構築に強みがあり、中小企業やベンチャーの顧客を多く抱え、年商は約200億円。スマホ向け高速データ通信サービス「LTE」が普及してくれば「ブロードバンドで通話品質がより安定するので、本格的なサービスが展開できる」(同)と期待している。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿