時代のニーズが変わりつつあるのを、うまく企業がつかめるか?評判は、いいものも悪いものも一気に広がっちゃうからね。
生まれた時からPCやデジタル機器のある生活環境で育った“デジタルネイティブ”世代が、社会にも進出しつつある。それ以前の世代とメディア利用のあり方はどのように異なっているのだろうか。
クロス・マーケティングの調査によると、1960~1990年代生まれの男女に「普段接しているメディア」を尋ねたところ、トップは「テレビ(地上波)」で89.0%と断トツ。以下、「YouTube・ニコニコ動画などの動画サイト」が51.6%、「新聞」が49.3%、「Wikipedia・はてなブックマーク・Yahoo!知恵袋などの情報検索サイト」が38.9%、「テレビ(BS放送)」が38.7%、「Facebook、mixiなどのコミュニケーション系SNS」が37.5%で続いた。
年代別にみると、「動画サイト」「情報検索サイト」「コミュニケーション系SNS」は年代が下になるほど割合が高くなっており、「新聞」「テレビ(BS放送)」は年代が上になるほど高くなっていた。
シーン別に最も接しているメディアを調べると、「外食の準備をしている時」「食事をしている時」「自宅でくつろいでいる時」「家事をしている時」では「テレビ(地上波)」、「電車やバスで移動している時」「待ち合わせをしている時」では「コミュニケーション系SNS」、「仕事や勉強をしている時」では「情報検索サイト」だった。
年代によって大きく傾向が異なっており、自宅でくつろいでいる時に接するメディアは、1990年代生まれでは「テレビ」(72.1%)と「動画サイト」(68.3%)がほぼ同率だったが、1960年代生まれでは「テレビ」(81.7%)が「動画サイト」(29.0%)を大きく上回っていた。
●商品購入時に参考にするメディアは?
どのメディアが消費行動に影響を与えているのだろうか。「商品やサービスを実際に利用・購入する時に参考にしているメディア」を聞くと、「価格.COM、@コスメなどの商品比較サイト」(24.0%)と「テレビ」(20.2%)が上位。
年代別にみると、「商品比較サイト」「企業のWebサイト」は上の年代ほど割合が高く、「情報検索系サイト」「コミュニケーション系SNS」は下の年代ほど割合が高かった。一方、選択肢として挙げたメディアで参考になるものが「ひとつもない」とした割合も18.8%と高かった。
インターネットによる調査で、対象は1960~1990年代生まれの男女2043人(1960年代生まれ556人、1970年代生まれ509人、1980年代生まれ535人、1990年代生まれ443人)。調査期間は3月30日から4月3日。
2012年5月15日火曜日
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