ＬＥＤ照明、蛍光灯を抜く 直付け型販売数

普及が進めば、製造時のコストや廃棄物も減るかな？だとしたら、普及が進むといいですね。

　


　　天井に直接取り付けて部屋全体を照らす照明器具「シーリングライト」の３月の販売台数で、ＬＥＤ（発光ダイオード）タイプが蛍光灯を追い抜いた。夏場の電力不足への懸念から消費電力の少ないＬＥＤの省エネ効果への期待が高まったからだ。インテリアとしてデザイン性が重視される住宅用照明で電機各社ともラインアップを拡充しており、普及の原動力になっている。

　ＬＥＤ照明は東日本大震災以降、節電効果でじわじわと販売数を伸ばしてきた。調査会社ＧｆＫジャパンによると、ＬＥＤタイプのシーリングライトの家電量販店での販売台数が今年３月に蛍光灯を逆転し、４月時点での国内販売に占める構成比が５７・７％と蛍光灯との差を広げている。

　ＬＥＤタイプの価格は４万～７万円と初期費用が高額。一時販売数が頭打ちとなったものの、全国の原発の稼働停止が現実味を帯びてきた昨年１０月ごろから売れ行きが急回復しているという。

　日立アプライアンスやパナソニック、シャープなど各メーカーは、ＬＥＤ照明の中心となるシーリングライトの新製品を相次いで市場に投入。パナソニックは家庭用ＬＥＤ照明器具を約１千種類そろえる。同社は平成２４年度、家庭用ＬＥＤ照明器具で３５０億円の売上高を目指す。

　日立アプライアンスも、ＬＥＤ照明の機種数を今年度中に１５０から２５０機種に増やすとしており、市場はますます活性化しそうだ。