もう既に、大きく成長してしまったあとだったからねえ・・・今後どういう戦略をとるかにかかってるよね。
インターネット交流サイト最大手のフェイスブックは、18日にナスダック市場に上場して以来、株価が大幅に下落。22日は31ドルで取引を終え、上場時の公募価格(1株38ドル)を大幅に割り込んでいる。インターネット関連企業では最大規模の上場として全米の話題を集めたフェイスブックだが、「公募価格の設定が高すぎた」との指摘も出ている。事前に一部投資家に収益見通しが漏れていたとの情報もあり、株式市場に波紋を広げそうだ。
フェイスブックは今回の上場に際して当初、1株28~35ドルとしていた公募価格の仮条件を34~38ドルに引き上げた上で、最終的には上限の38ドルに決定。売り出し株数も25%増やした。上場初日の18日は、公募価格より約4ドル高い42.05ドルの初値をつけ、一時は45ドルまで上昇した。しかし、週明け21日は34.03ドル、22日は31ドルまで値を下げ、すでに公募価格を18%超下回っている。
株価下落の背景には、04年のフェイスブック開設以来、利用者数を9億人まで増やした同社が、今後も成長を維持できるかに対する市場の疑念がある。フェイスブックの利用は従来のパソコンから、スマートフォンなどの携帯端末への移行が加速しつつある。しかし、売上高の8割超を占める広告収入はパソコンが中心。同社は米証券取引委員会(SEC)に提出した書類で、携帯への移行が「収益に負の影響を与えるかもしれない」ことをリスク要因に挙げた。
また、ロイター通信によると、今回の上場で主幹事を務めた米金融大手モルガン・スタンレーが上場直前に、フェイスブックの収益見通しを下方修正し、顧客に知らせていたことが判明。上場後の取引に影響を与えた可能性があるという。フェイスブックの上場で、新規株式公開(IPO)が活発化するとの見方もあっただけに、今後の同社の株価は市場全体に影響を与えそうだ。
2012年5月23日水曜日
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