2012年5月5日土曜日

国内原発、42年ぶり稼働ゼロ 泊3号機、5日深夜に停止

経済的にはきついんでしょうが・・・原発がなくてもいいようにしていければいいですね。


 北海道電力は5日深夜、泊原発3号機(北海道泊村)の運転を停止し、定期検査に入る。国内の商業用原発50基でほかに稼働している原発はなく、昭和45年以来42年ぶりに国内の稼働原発がゼロとなる。

 北海道電は5日午後5時ごろから出力を下げ始め、午後11時ごろに発電を停止して定期検査に入る。6日未明には原子炉が完全停止する。検査期間は71日間を予定しているが、再稼働にはストレステスト(耐性検査)や地元了解が必要なため停止期間は「未定」としている。

 政府の需給検証委員会によると、原発を再稼働できないまま、平成22年並みの猛暑となった場合、電力各社は十分な供給力を確保できず、沖縄を除く日本全体で0.4%の電力不足になると試算。原発依存度が高い関西電力管内の電力不足は16.3%に達する見通しで、枝野幸男経済産業相は「計画停電の計画を立てる必要がある」と訴える。

 泊3号機が停止する北海道電でも3.1%、九州電力も3.7%電力が不足する見通し。今夏の電力需給は極めて厳しい状況に陥り、関西以外でも家庭や企業は一段の節電を迫られることは確実だ。

 政府は電力需要がピークとなる今夏に向けて関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転再開を目指しているが、地元から理解を得られる見通しは立っておらず、全原発停止が長期化する可能性もある。

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