各家庭がそれぞれ自家用車で買い物に行くよりも、効率的でエコかもしれないですね。いかに、利益率を高めるかが勝負になるのかな。
関西地盤のスーパー各社がインターネットで注文を受けて商品を配達する「ネットスーパー」が人気を集めている。例年以上に寒さが厳しいことに加え、毎月一定額を支払えば、送料が無料となる「定額制」などの利用促進策が奏功し、リピーターが増加しているためだ。子育て中の母親や高齢者など頻繁な来店が難しい潜在顧客の開拓にもつながっている。
イズミヤが平成13年から始めたネットスーパー「楽楽マーケット」は大阪、京都、兵庫の各府県の一部でサービスを実施。21年に昆陽店(兵庫県伊丹市)で定額制をスタート。利用頻度が上がっていることから現在は6店で定額制(315円)を導入している。
同社によると、「トラックの積載効率が高まり、1件あたりの採算性があがった」(担当者)。また、不在時に軒先など指定された場所に置いておく「留め置きサービス」も実施。利便性の向上もあり、1月の利用件数は前年同月比で2倍以上に達した。
オークワは、地盤の和歌山など6府県16店を拠点に展開しており、昨年10月から宅配大手ヤマト運輸の物流網も併用している。自社便は原則当日配達で、ヤマト便は配達日の前日午後4時までに注文が必要だが、「和歌山県内は山間部が多く、ヤマト便との組み合わせで県内ほぼ全域をカバーできる」という。
滋賀県地盤の平和堂は電話、ファクシミリを使った配達サービス「ホーム・サポートサービス」を22年11月にスタート。彦根、近江八幡、長浜の各市にある店舗で注文受け付けた後、商品の配達とともに、電球の交換(有料)なども請け負う。すでに会員数は600人を超えている。
このほか、関西スーパーマーケットもネット総合サービス大手の楽天と提携して同分野に参入。これまでに期間限定で配達料無料のキャンペーンを実施し、利用者獲得を図ってきた。
ネットスーパー人気はスマートフォン(高機能携帯電話)の普及も後押ししているといわれるが、パソコンのホームページをスマホの小さな画面でそのまま表示すると、「見づらく、操作しにくい」との声が各社に寄せられている。
このため、イズミヤでは4月下旬をめどにスマホ向けに画面を見やすくするサービスを開始予定。関西スーパーでも同様のサービス導入を検討している。
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