円安に振れるには、格付け変えてもらってもいいかもしれないね。
ムーディーズ・インベスターズ・サービスは24日、消費税増税法案が成立に向けて難航した場合、現在「安定的」となっている日本国債格付け見通し(アウトルック)を「ネガティブ」に変更する可能性を示唆した。
ムーディーズが24日、都内で開催した「日本国債格付メディア懇談会」で、ソブリン・リスク・グループ・シニア・ヴァイスプレジデント、トーマス・バーン氏が明らかにした。
同社は昨年8月24日、日本政府の格付けをAa2からAa3に引き下げ、アウトルックを「安定的」とした。「安定的」としたアウトルックには、消費税増税が前提条件となっていると指摘。その前提条件が崩れた場合には、長期的な財政の安定性に影響が出かねず、日本の信用力を支える強みやマイナス面などを加味した上で、アウトルック変更の可能性を検討するとしている。
また、ムーディーズは日本の貿易収支が赤字になったことについて、タイ洪水によるサプライショックや世界景気の減速などの要因が複合的に重なったとし、日本国債の信用格付け上の評価に影響しないとの認識を示した。その上で経常収支が近い将来に赤字になるとは考えておらず、信用格付け上でマイナス要因があっても「現時点で直ちに格下げすることはない」と語った。
トーマス・バーン氏は、日銀が2月14日の金融政策決定会合で打ち出した追加金融緩和に言及。基金を通じて長期国債買い入れの増額を決めたことについて、一時的な流動性供給、と理解を示した。
2012年2月24日金曜日
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