2011年11月23日水曜日

国際仲裁って何? =スズキとVWの提携解消―Q&A

うーむ。結構単純かと思っていたけど、ややこしいんだね。確定判決と同じって・・・仲裁って影響大なんだね。




スズキと独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の提携解消をめぐる争いが、国際仲裁に持ち込まれる公算が大きくなった。日本にある仲裁機関、日本商事仲裁協会(JCAA)で仲裁部長を務める中村達也・国士舘大教授の話を基に、仲裁の仕組みをQ&A方式でまとめた。
 Q 仲裁って何? 
 A 紛争解決手続きの一つだ。日本では仲裁法に規定され、法律家などから選ばれた仲裁人がまとめる「仲裁判断」は確定判決と同じ効力を持つんだ。
 Q なぜ仲裁が企業間の国際紛争解決に使われるの。
 A ニューヨーク条約に基づいて、仲裁判断は条約加盟国で強制執行されるからだ。一方、裁判の判決は他国に影響が及ばないんだ。
 Q 仲裁機関にはどういうものがあるの? 
 A パリの国際商業会議所(ICC)国際仲裁裁判所や米国仲裁協会(AAA)、ロンドン国際仲裁裁判所(LCIA)などがあり、いずれも民間の機関だ。
 Q スズキは、第三国の機関に仲裁を申し立てるが、どの国で仲裁が行われるのかな。
 A 日本とドイツはともに大陸法の国だ。大陸法系のICCのほか、スイス、スウェーデンの仲裁機関の可能性が大きい。 

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