2011年11月7日月曜日

3メガ銀行に待ったなし 自己資本比率の引き上げ急務に

国際的に認められるのは嬉しいですが、国民に優しい経営をしてもらいたいものですね。


 三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)、三井住友FG、みずほFGの3メガバンクが、金融システムへの影響が大きい「国際的に重要な金融機関」に選ばれた。主要20カ国・地域(G20)の金融監督当局でつくる金融安定理事会(FSB)がリストを公表した。選ばれなかった銀行よりも高い自己資本比率が求められ、3メガは収益力の向上が不可欠になる。

 リストは4日閉幕したG20首脳会議で了承された。選ばれたのは日本勢と海外勢合わせて29行だった。

 国際展開する金融機関は「バーゼル3」と呼ばれる資本規制にもとづき、2019年までに、普通株などが中心の自己資本比率を7%まで高めることが求められているが、29行はさらに1~2・5%の上積みが義務づけられる。

 3メガは増資を繰り返してきたため「あと1~1・5%の上乗せで済む」(市場関係者)とみられ、各行とも収益力を高めてクリアする考えだ。あるメガバンク首脳は「無駄な投資を削り、中核事業に集中して利益を積み上げる」とする。東日本大震災や製造業の業績不振が相次ぐなか、3メガバンクにとっても、収益力アップは厳しい課題となる。

0 件のコメント:

コメントを投稿