ほんと、こんな時代に誰がしたんだー!まあ、大学進学率が上がり過ぎってのもあるか。
昨年に比べやや上昇した大学生の就職内定率。「懸念されていたほど東日本大震災の影響は出ていない」との見方があるものの、就職氷河期並みの厳しさであることには変わりない。そうしたなか、震災により大手企業が選考時期を遅らせた結果、いまだ内定先が決まらない学生や、採用予定数を確保できない中小企業は焦りを募らせている。
◆試験集中で混乱
今月13日、都内で開かれた大学4年生向けの合同企業説明会。アパレル、通信関連など約20社のブースが並び、スーツ姿の学生がひっきりなしに訪れた。
都内の女子大に通う埼玉県の女性(22)は、3年生の秋から50社ほど受けたが内定はゼロ。「震災後の4~5月は活動が中断し、6月にいろんな会社の試験が集中して混乱した。年内には決めたいのだけど…」と視線を落とす。
今年は大手企業が東日本大震災の被災学生に配慮。毎年4月から始める面接などの選考を、5~6月ごろにずらした。その影響で、“内定のピーク”とされる時期も夏ごろに。
説明会を主催した就職情報会社「学情」(大阪市)によると、この日の来場者は、昨年の倍以上の約1200人だった。「学情ナビ」の乾真一朗編集長は「大手企業が選考を遅らせた結果、先に内定を出していた中小企業で辞退者が相次ぎ、まだ予定数を確保できていない社がある」と指摘。「採用スケジュールが変則的になり、去年以上に企業と学生のマッチングがうまくいっていない印象がある」と語る。
「4年生の後半で決まる学生も例年かなりいる」と話すのは就職情報サイト「リクナビ」の岡崎仁美編集長。「今年は採用スケジュールこそ混乱したものの、全体でみると採用数は減っていない」という。
◆卒業後でも結果
厚労省の幹部は「中小企業では年度を越えても採用活動をしている会社が多くあり、中には優良企業も少なくない」と話す。厚労省によると、今春、内定がないまま大学を卒業し、その後も各地のハローワークで引き続き仕事を探した学生では、4~6月に約2万人が就職を決めている。
ハローワーク池袋の担当者は「めげそうになる気持ちはわかるが、会社の規模にこだわらなければ求人はある。あきらめずに足を運んでほしい」と話している。
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