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三洋電機は1日、同社のオリジナル技術であり、高い発電効率を持つHIT太陽電池が採用されたイタリア南東部(プーリア州・ブリンディジ県)の大規模太陽光発電所が完成したことを発表した。
この太陽光発電所建設プロジェクトは、ドイツ銀行資産運用部門が主導するコンソーシアムにより実現したもので、長期の投資効果を重視しており、HIT太陽電池の設置面積当たりの発電量の多さと品質の高さが採用の決め手となった。発電効率の高さから、従来は小・中規模システムを中心に強い競争力を誇っていたHIT太陽電池が、今回のような大規模太陽光発電所に採用されたことで、大規模システムにおいてもHIT太陽電池に優位性のあることが認められたことになる、と同社は説明している。
この大規模太陽光発電所にはHIT太陽電池モジュール(HIT‐235HDE4)が32,202枚搭載(約7.6MW分)されており、HIT太陽電池の納入案件としては世界最大のシステムとなる。また、発電量を増大させるためにトラッキング(太陽追尾の駆動式架台)が設置されており、トラッキングシステムの太陽光発電所としては欧州最大規模となっている。
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