2011年7月12日火曜日

<円相場>一時79円台前半…欧州不安背景に

これくらいの動きは、予想はされてましたね。

 12日の外国為替市場で、円相場は一時1ドル=79円18銭まで急伸し、東日本大震災後の急激な円高を受けて日米欧が協調介入した3月18日以来、約4カ月ぶりの円高・ドル安水準となった。欧州財政問題の深刻化を背景に、リスク回避姿勢を強めた投資家が比較的安全とされる円を買う動きが活発化した。円は対ユーロでも急伸し、一時1ユーロ=109円台半ばと、対ドル同様約4カ月ぶりの円高・ユーロ安水準を記録した。

 11日の欧米市場で、ギリシャの財政問題がイタリアやスペインなど周辺国にも波及するとの観測から、ユーロ建ての株や債券を売却する動きが広がり、ユーロはドルや円など主要通貨に対して軒並み急落した。一方、米経済も先行き不透明感が強く、「欧米通貨に比べ安全とされる円が消去法的に買われる展開」(大手証券)となった。12日の東京市場では、午後の取引で同市場としては6月10日以来約1カ月ぶりに1ドル=80円を突破し、79円台後半に入った。その後、欧州市場で取引が始まると一時、79円台前半に上昇した。

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