もう、この投信も厳しいんじゃない?
国内最大の公募投信である、国際投信の「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」<62002137JP>の基準価額が13日、97年12月18日の設定来最安値の5130円を付けた。欧州ソブリン危機を背景にユーロ安が進行、円も対ドルで急騰したため。
14日時点の基準価額は前日比10円上昇し5140円。純資産残高は2兆3847億円となっている。
国際投信は、足元の円高進行についてリポートを発表。その中で、円高進行の背景には欧州債務問題の他に、米国景気の先行き不透明感もあると指摘。先週末に発表された6月雇用統計は市場予想を大きく下回る内容であったほか、12日に公表された議事録では、6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では一部の理事が追加的な緩和の必要性を主張していたことも明らかになった、としている。
急速な円高進行に対しては為替介入に対する警戒感が一定の歯止めになると考えられるものの、当面は円安に転換しにくい地合いの継続を予測している。
ただ、国際投信では、現在の状況がリスク回避による中長期的な円高トレンドをもたらすとはみておらず、欧州債務問題が引き続き波乱要因ではあるものの、中長期的な予測としては、新興国向け輸出にけん引された世界景気回復と、日本の低金利長期化が意識されるようになれば、円は徐々に主要通貨に対して下落傾向に向かうとの見方を示している。
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