ようやく、国内メーカーで価格もこなれたものが出てきましたね・・・
エステーは26日、放射線測定器事業に新規参入すると発表した。東京電力福島第1原子力発電所の事故を受け、放射能汚染への不安が高まる中、「自分の目で安心を確かめたい」という個人のニーズが急増。同社は使いやすさと購入しやすい価格を兼ね備えた商品を投入し、生活者の不安解消を図る。
同社は10月20日、首都大学東京と共同開発した家庭用放射線測定器「エアカウンター」(希望小売価格は税込み1万5750円)を発売する。同大の福士政広教授(放射線安全管理学)の監修の下、設計・製造。コストを抑えるため中国で生産した上で、国内で品質を確認する。東北、関東地方のドラッグストアやインターネット通信販売を通じて、年間5万個の販売を目指す。
ボタン一つを操作するだけで、誰でも簡単に計測できるのがポイント。エステーの鈴木喬社長は同日の会見で「(放射能汚染に対する)目に見えない不安が高まっている。既存製品は価格が高く、使い方も分かりにくいものが多いので、自社でつくってしまおうと決意した」と語った。
一方、主に教材用や医療従事者向けに生産してきた既存メーカーも原発事故以降、相次いで増産している。堀場製作所には、教材用に開発した計測器(標準価格12万5000円)に注文が殺到し、現在「2カ月待ち」(同社)の状態だ。生産量はもともと年間100台程度。4月以降は月400台に、今月上旬にさらに4倍の月1600台に引き上げた。購入者の約3割を個人が占める。
日立製作所グループの日立アロカメディカルも今月、電子ポケット線量計「PDM-122」(2万9900円)の生産量を年間約5000台から12万台に引き上げ、安定供給に努めている。
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