もう、どこが強いとか言ってられないですね。
欧米の債務問題への不安感が強まるなか行き場を失ったアジアマネーが日本株を買い支えている。日本株の割安感や震災からの回復期待が欧米との相対感で評価されており、前週末から中国系をはじめとする海外投資家が日本の主力株を物色しているという。
ただ、米国債務上限引き上げが合意されれば、リスク回避の動きは止まり、マネーは再び米国株に向かうとの見方も少なくない。
27日の米国株式市場は、弱い企業決算やさえない経済指標に加え、連邦債務上限引き上げをめぐる与野党協議が進展しなかったことから地合いが悪化。ナスダック総合指数が2.65%安と主要株価指数は大きく下げ、28日の東京株式市場も売りが先行した。ただ、前場は下げ渋る場面もみられた。市場筋によると欧州やアジアからそれぞれ百億円規模の買いが入ったという。
市場関係者の間で米国債の格下げが懸念されるなか、外為市場ではドルが全面安となり、前日の海外取引時間帯に対円で77.57円へと4カ月ぶりの水準まで円高が進行した。輸出株の寄与度が大きい日経平均にとっては逆風だが、市場関係者からは日本株の底堅さは変わらないとの見方も多い。
東京証券取引所がまとめた7月第3週(7月19日―7月22日)の3市場投資主体別売買内容調査によると、海外投資家は235億円の買い越しであり、今週に入っても海外勢の買いは観測されている。
2011年7月28日木曜日
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