2011年7月5日火曜日

ボーナス商戦本格化 猛暑と節電対策が消費刺激

こういったところでお金の流れを作ってもらいましょう!
 ボーナス商戦がピークを迎えている。百貨店ではクールビズ関連の衣料が売り上げを伸ばし、家電量販店ではエコ家電や、地上デジタル放送対応の薄型テレビの駆け込み需要が目立つ。猛暑と節電対策のための、不便、不快、不安を解消する需要が消費を後押ししている。

 「セールを始めた1日から3日までの売り上げが1年前の年の同じ時期に比べ4・4%増えている」というのは高島屋東京店(東京都中央区)だ。紳士雑貨が好調で「上着を着なくなったことでベルトが売れている」と猛暑が売り上げ拡大に寄与している。

 1日のセール初日に開店前から約3300人が行列を作った伊勢丹新宿本店(東京都新宿区)でも、婦人用日傘や、紳士用ワイシャツが売れ筋だ。

 ボーナス商戦は、民間企業の支給が出そろった6月後半から本格化し、国家公務員に支給された6月30日以後にピーク期に入った。経団連の調べでは、大企業の平均支給額は昨夏比5・25%増の79万3457円、国家公務員は昨夏比2・2%減の56万4800円。支給額に差はあるが、関係者は「本当に必要なもの」を買う動きが進んでいると声をそろえる。

 家電量販店大手ビックカメラでは2~3日の全店売上高が前年の1・5倍だ。省エネ型エアコンや中・小型薄型テレビが売れている。

 市場調査会社のGfKジャパンによると、家電量販店における薄型テレビの販売数量は、民間企業のボーナスが出そろった6月20日の週に前年同期比2・5倍。エアコンは同1・7倍で勢いはその後も衰えていない。

 いずれも猛暑による不便や不快、電力不足の不安などの解消に関連する。日本総研の上田真弓研究員は「震災後の不安やストレスを解消するための消費ともいえる『心身リフレッシュ需要』が拡大しているのではないか」とみる。

 ただ猛暑効果の薄れる可能性の高い秋以降の消費については、「先行きは見えない」(大手百貨店)と不安視する声は多い。

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