2012年10月23日火曜日

<保険ショップ>「比べて選べる」に人気 出店加速

これらは、ネットと並んでこういう形態が主流になるだろうね。訪問は、なんかやなイメージ。

 複数の保険会社の商品を販売する「保険ショップ」が出店ペースを加速させている。大手保険ショップ3社は3年後には店舗数を現在の2倍以上に増やす予定。商品を比較して選びたいという消費者ニーズの高まりが出店を後押しする形だ。一方、営業職員が自宅や会社に出向くスタイルがメーンの国内大手生保は「ショップではアフターケアはできないので付加価値で勝負する」(大手生保幹部)と、きめ細かなサービス重視の従来型手法にこだわりをみせる。


 保険ショップを運営する大手代理店の「ほけんの窓口」「保険クリニック」「保険見直し本舗」の出店計画によると、3社で現在約630の店舗数が来年度には約840に増加。15年度は約1430となる見込み。最も増えるのは、最大手の「ほけんの窓口」で、現在約320の店舗を15年6月までに約1000に増やす。同社は生損保の約35社の保険商品を販売し、大手では日本生命保険、明治安田生命保険、アフラックなどの保険を扱う。

 業界団体の保険代理店協議会の消費者調査によると、保険ショップの来店理由としては「中立的な意見が聞ける」が34.7%で最も多く、「相談が無料」(20.6%)、「取り扱う保険会社の数が多い」(14.4%)と続き、消費者の商品比較のニーズが高いことをうかがわせる。

 国内の大手生保は営業職員による自社商品の販売が主力。だが、生命保険文化センターの保険契約者対象の加入方法調査では、営業職員を通じての保険販売は00年には全体の77.6%だったが、12年は68.2%で10ポイント近く減少。生命保険協会会長の松尾憲治明治安田生命社長は「営業職員以外のチャンネルで保険を求めたいというニーズにも応えていく必要がある」と語り、今後も保険ショップなどでの販売が増えるとの見通しを示す。

 ただ、営業、宣伝のコストの大きい大手生保の商品は、外資系生保などと価格を比較されるショップでは不利。大手生保幹部は「ライフステージの変化ごとに職員が保険の見直しを提案するなど、販売後のサービスのきめ細かさを追求したい」としており、引き続き営業職員中心の販売方法を維持する方針だ。

0 件のコメント:

コメントを投稿