辰年で、株価上がるといいなんて言ってたけど・・・お先真っ暗じゃね?
東京株式市場で日経平均は続落した。前日の米国株がおおむね上昇したことを受け、序盤の東京市場は底堅い値動きとなったが、断続的な先物への大口売りに押され、下げ幅を拡大する流れとなった。
今晩発表の米雇用統計や3連休を前に買いが入りにくかったという。ユーロ安やアジア株の下げに加え、北朝鮮での核施設事故のうわさなども重しとなった。海運や鉄鋼、非鉄金属、機械などの下げが目立つ一方、金融株の一角は比較的値持ちが良かった。
東証1部騰落数は値上がり354銘柄に対し値下がり1152銘柄、変わらずが166銘柄だった。
5日の米国株式市場はおおむね上昇。12月の米ADP全米雇用報告で民間部門雇用者数が32万5000人増と市場予想の17万8000人増を大きく上回ったうえ、米新規失業保険申請件数も予想以上に改善するなど米景気改善を示す内容となったことで、銀行株に買いが入ったという。これを受け東京市場も序盤は底堅かったが、「現物で欧州勢の売りが続いているほか、先物にCTA(商品投資顧問業者)とみられる大口売りが出た」(三田証券株式営業部長の倉持宏朗氏)といい、下げ幅を拡大する流れとなった。
市場では「野村ホールディングス<8604.T>やメガバンクなど金融株の値持ちがいい印象だ」(外資系証券トレーダー)といい、金融株の一角などに下値拾いの動きがみられたが指数を支えるには力不足だった。日経平均先物3月限は売買高が5万枚を超え、前日から2倍強に膨らんでおり、「3連休を控えて買いが入りにくいタイミングを狙ったようだ」(準大手証券トレーダー)という。
午後2時前後には北朝鮮での核施設事故のうわさなどで韓国ウォンや韓国株<.KS11>が下落し、日本株もやや下げ幅を拡大する場面があったが、影響は限定された。市場では「うわさが本当で規模が大きなものなら東京市場にも影響を及ぼすだろうが、現時点では真偽の判断がつかず投資家は冷静に対処している」(大手証券)との見方が聞かれた。
個別銘柄ではファーストリテイリング<9983.T>が続伸。5日に発表した12月の国内ユニクロ事業の既存店売上高が前年比14.2%増と好調だったことを評価した。気温が低く冬物商品の販売が伸びた。2009年10月以来の高い伸びで、5カ月ぶりに前年実績を上回った。 客数は同2.4%増、客単価は同11.6%増だった。直営店計の売上高は同20.3%増、ダイレクト販売を含む売上高は同19.9%増だった。
新興株は弱含み。日経ジャスダック平均は6日ぶりに小反落、東証マザーズ指数は続落した。市場では「3連休前で全体的に手掛けにくいなか、主力どころを中心に利益確定売りが出ている。一方でKLab<3656.T>などの直近IPO銘柄やDNAチップ研究所<2397.T>などバイオ関連株に資金が集中する構図が強まっている」(いちよし証券投資情報部課長の宇田川克己氏)との声が聞かれた。
0 件のコメント:
コメントを投稿