2012年1月21日土曜日

イチゴスイーツに小売り外食が熱視線、絆需要で

こうして、流行が作られるんだなあ。まあ、イチゴはおいしいからいいですよね。歯にもいいし。


 コンビニエンスストアや外食で、旬のイチゴを使ったスイーツの新商品やキャンペーンが盛り上がりを見せている。東日本大震災以降、家族でデザートを食べる傾向が強まり、子供に人気のあるイチゴにスポットが集まった。各社も品ぞろえを増やすなど、需要取り込みを急いでいる。

 ミニストップは24日から販売するソフトクリームの新商品で7年ぶりにイチゴ味を復活させた。

 これまで紅茶味やベルギーチョコなど大人向け風味で勝負してきたが、最近のイチゴ人気に着目。「寒い時期だが、ヒットは間違いなし」と前年比20%増の販売目標を立てている。

 ローソンもひなまつり用イチゴケーキを昨年の3種類から5種類に増やした。スポンジ部分に挟むフルーツをパイナップルからイチゴに変更。「単価は上がるが、それ以上の需要が見込める」(担当者)とソロバンをはじく。

 外食業界でも例年以上にイチゴに注力した商品展開を進めている。

 東武百貨店は15日から、池袋店のレストラン街45店舗で、全47種類のイチゴスイーツを楽しめるキャンペーンを実施中。ファミリーレストランのデニーズも、毎年恒例のイチゴスイーツのキャンペーンについて、実施期間を前後半に分け、一部のメニューを入れ替えるなど力を入れる。

 従来、スイーツは有名パティシエのブランドものが若いOLなどから人気を集めていたが、状況が一変したのは震災後だという。

 インターネットの生活情報サイト「オールアバウト」スイーツガイド担当の下井美奈子さんは「子供は、大人受けするおしゃれなスイーツよりも、定番のイチゴのケーキの方を喜ぶ。家族の時間を大切にする傾向が強まった表れ」とイチゴ人気の背景を分析している。

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