タバコは、周りの人にも害を及ぼすからね。もっと税金取ってもらいたいよ。
年が改まって、今年こそ禁煙を成功させたいという人も少なくないはず。ただし、実際に禁煙に成功するまでの道のりの間には大きなギャップも存在するのかもしれない。
ジョンソン・エンド・ジョンソンが実施した調査によると、過半数の喫煙者が「これまで禁煙に挑戦したことがある」と回答している。日本では2010年10月にタバコ税の増税が実施されたが、禁煙しようと思い立った原因が「タバコ税増税によるタバコの販売価格の値上がりにある」という回答者も、禁煙挑戦者の43.1%を占めた。
しかし、禁煙の成功率は非常に低いもので、過去に禁煙を試みたものの「1週間以内に禁煙を断念した」が全体の約6割に上っている。また、結局は「1か月以内に再び喫煙を始めた」との回答も4人に3人以上の高い割合を占めている。
同調査では、現在喫煙中の回答者に対して、これから本当にタバコをやめるきっかけになりそうなことも尋ねており、そのトップに挙がったのは「健康上の理由」だった。また2位には「経済問題」も入っており、タバコの値上げは禁煙のきっかけになり得るようだ。禁煙に挑戦することになりそうなタバコの価格帯は、1箱500円前後から1000円以上まで意見が分かれており、平均価格は「853円」だった。
ケアネットが実施した調査によると、過半数の医師が禁煙を推奨するために「タバコの販売価格を値上げすべきだ」との意見に賛同を表明している。非喫煙者の医師ほど、提唱するタバコ1箱当たりの適正価格が高くなっており、非喫煙医師の過半数が「1000円以上」に値上げすべきとの見方を示した。また、約5人に1人の非喫煙医師が、大幅な値上げとなる「1300円以上」を支持している。
タバコの値上がりが、どこまで禁煙に効果を発揮するかは疑問が残るが、新年の抱負に禁煙を掲げた人の成功を祈りたい。
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