2012年1月22日日曜日

高校・大学進学の平均費用、1042.3万円 シミュレーションできるWebサービスも

ここまでお金かけても、大学行ったらロクに講義聞いてなかったりするからねえ。ニートにでもなっちゃったら大変だ。


 今年も入試のシーズンが到来した。受験生を持つ親にとっては、子どもの合格を願う一方で、やはり気にかかるのは教育費についてだろう。

 日本政策金融公庫は昨年11月、義務教育を終え、高校・大学へと進む場合の費用について、「平成23年度 教育費負担の実態調査結果」として発表した。

 それによると、高校入試から4年制の大学卒業までの7年間に、子ども1人当たりにかかる費用の累計平均額は、昨年比17.5万円減の1042.3万円だった。内訳は受験料、入学金から授業料、通学や塾他を含む高校3年間の費用が335.2万円、そして大学は707.1万円となっている。

 ただしこの累計平均の数字は、高校卒業後の進路先により違いが生じてくる。たとえば4年制国公立大学へ進学・卒業する場合は、累計平均額は884.5万円と先の累計平均額を大きく下回る。一方で、私大文系へ進学・卒業すると1027.7万円、また私大理系の場合、1156.8万円になる。

 自宅以外から通学する場合には、下宿先の契約料や家財道具購入費用の累計平均額は、47.6万円。それ以外にも仕送り費用として、年間平均で102.1万円、また月平均は8.5万円が必要とされている。

 家庭の教育方針によって、義務教育やそれ以前の期間も含めるとさらに費用は変動する。それを試算できるウェブサイトもある。八十二銀行(長野)の「教育試算表」だ。世帯主と子どもの生年月日を入力し、幼稚園から大学までの各項目にチェックを入れると、教育費のシミュレーションが開始されるというもの。同様に、読売新聞のYOMIURI ONLINEにも「ライフプラン シミュレーション」が設けられており、入力項目は多いが、教育を含めた生活全般の費用についてがわかるのが特徴だ。

 マイホーム購入、老後の資金と並び、多額の資金が必要となる教育費。もちろん一度に必要というわけではないが、急に用立てられるほど安い金額でもない。また受験は水もの、ストレートに進めない場合もある。試算結果を参考に、常日頃から倹約を心がけておくことが得策のようだ。

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