2012年1月16日月曜日

義理チョコ定番「チロル」、震災影響で品薄

震災の影響が、こんなとこにも。今が一番の稼ぎ時なのに、きついですね。


バレンタインデーを前に、チロルチョコ(本社・東京)の商品が品薄状態になっている。

 東日本大震災などの影響で、福岡県田川市にある製造工場で繁忙期の人員が十分確保できなかったためで、一部商品は発売中止に追い込まれた。同社は「取引先やお客様にご迷惑をかけた」として、ホームページに「おわび」を掲載している。

 同社の主力商品「チロルチョコ」は一口サイズで20円からあり、義理チョコの定番。同社はクリスマスやバレンタイン商戦に向けて、毎年9月から1月にかけて生産体制を増強するため、アルバイトを募集し、ピーク時は従業員を350人規模としているが、今季は東日本大震災を受けて西日本に生産拠点を移す企業の求人が増え、例年通りの人員確保ができなかったという。同社は「福岡県内の機械部品メーカーなどが北部九州の求人を増やし、条件面で及ばなかった」としている。

 27個を詰め合わせた「バラエティーパック」などが発売中止となった。

 「チロルチョコ」は、1903年に田川市で創業した松尾製菓が、62年に製造を始めた。2004年に企画・販売部門をチロルチョコ社として分社。08年度は約9億個を販売している。

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