省エネ製品を選ぶのは、いいことですね!
家庭用エアコンの1台あたりの購入金額が上昇している。全国的な夏場の電力不足懸念を受け、省エネ性能の高い上位機種への人気が高まっているからだ。調査会社のGfKジャパンによると、5月(22日まで)のエアコン販売台数が前年同期比27%増だったのに対し、金額ベースでは37%増と台数の伸び率を上回った。パナソニックやダイキン工業など大手メーカーも上位機種の販売に力を入れる。
家電量販店のビックカメラなんば店(大阪市中央区)では、4~5月の家庭用エアコンの販売台数は増えているが、1台20万円以上する最新のエアコンが売れるなど1台あたりの販売単価がそれ以上に上昇しているという。
この傾向は東日本大震災以降特に強まり、GfKジャパンによると、全国の家電量販店のエアコン販売金額は3月が前年同月比14%増、4月が30%増といずれも台数の伸び率を上回った。大手メーカーの最新機種は平成12年当時の機種と比べ2~3割の省エネ効果があるため、新機種に買い替えるだけでも節電につながるという。中でも省エネ性能の高い上位機種のPRに各社が乗り出している。
パナソニックは、センサーで人や家具の位置を見分け、効率的に冷やす独自の省エネ機能「エコナビ」を上位機種に搭載。6月3~5日にJR大阪駅でPRイベントを開くなど節電効果をアピールする。
ダイキン工業も、温度や湿度、当たる風などで変わる体感温度はそのままで省エネ運転を案内する「快適エコ・ガイド」機能を上位機種に搭載。電気代を確認し、省エネ効果を実感できる。
政府は今夏、東京電力と東北電力管内の企業や家庭に15%の節電を求めるが、節電意識は全国的に高まっている。特にエアコンは家庭の消費電力量で最大の約25%を占めるだけに、省エネ効果の高いエアコンへの関心が高まっている。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿