企業にも頑張ってもらって、割安に車が行き渡るといいですね。
津波で車を流された被災者のため、中古車約600台を集めた「がんばろう!宮城 復興クルマ市」が21日、「イオンモール名取エアリ」(宮城県名取市杜せきのした)で開かれた。通勤などに使う車を求める被災者が多く訪れ、低価格の軽自動車に人気が集まっていた。
「津波で流されたワゴン車の代わりを探しにきた。(陳列された車は)割安な中古車で、見つかると嬉しい」。柴田町の会社員(45)は多賀城市の勤務先で被災し、車を流されたためレンタカーで会場を訪れ、従業員を質問攻めにしていた。
25社が出店した復興クルマ市は20日から開かれ、初日は62台、2日目の21日は73台の契約が成立した。
企画した「第一プランニング」(仙台市)によると、契約が成立した大半が軽自動車や小型車で、平均価格は約54万円と、通常の中古車販売会のほぼ半額程度という。
和田智博主任(33)は「津波で流された車は約10万台ともいわれている。低価格の中古車を販売し、被災者支援につなげたい」と話した。
出店した「カーショップ カービス」(同)の小松政之社長(28)によると、「ミニバンの売れ行きが順調」という。復興クルマ市は22日も開かれる。
2011年5月22日日曜日
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