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「こんな情勢だからこそ、酒で英気を養って」―。福島第1原発の放射能漏れ事故で福島県産品への風評被害が広がる中、同県酒造組合の新城猪之吉会長が8日、福島市内で記者会見し、地酒の安全性をアピールした。
同県は日本有数の酒どころだが、事故直後は販売先から安全性を懸念する声も上がった。酒造組合では安心して飲んでもらおうと、県内3カ所で事故後に絞った酒を検査機関に送付。「放射性物質は検出されなかった」とのお墨付きを得た。
ただ、新城会長によると、酒蔵にとって一番の敵は風評より「自粛ムード」。東京で試飲キャンペーンを張ったり、避難者を招いた花見を企画したりして、消費拡大に取り組む方針だ。
2011年4月8日金曜日
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