2011年4月30日土曜日

ドル、対主要通貨で3年ぶり低水準=NY市場

ドル安が止まりませんねえ。ジャブジャブ刷ってれば、そうなりますよね。


29日のニューヨーク外国為替市場では、主要通貨に対するドルの価値を示すドル指数が3年ぶりの低水準をつけた。米連邦準備理事会(FRB)は金利を長期間ゼロ近辺に据え置く構えを崩していないことから、ドルの弱地合いが続くとみられている。

 主要6通貨に対するICEフューチャーズUS(旧NY商品取引所)ドル指数は一時72.834まで下落した。4月は3.8%の下落となる見込み。

 4月のユーロ圏のEU基準消費者物価指数(CPI)速報値が予想を上回る上昇となったことから、欧州中央銀行(ECB)の追加利上げ観測が高まり、ユーロを押し上げた。

 ただ、終盤時点ではユーロ/ドルは1.4816付近と、前日からほぼ変わらずだった。

 ウェルズ・ファーゴの為替ストラテジスト、バシーリ・セレブリアコフ氏は投機筋のポジションを踏まえれば、来週はドルの下落ペースが鈍化する可能性があるとの見方を示した。

 その上で「しかしFRBが極めてハト派的なメッセージを送っていることから、ドル相場の方向が急に変わるような重要な材料は見出せない」と述べた。

 スイスフラン/ドルは電子取引EBSで一時0.86256スイスフランまで上昇し、過去最高値をつけた。

 スイス国立銀行(中央銀行、SNB)のヒルデブラント総裁が景気に楽観的な見方を示したことなどが支援材料になった。

 ドル/円0.6%安の81.07円。

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