へぇ、面白いね。魚介が手軽に食べられるのはとってもいいことだよね。
魚の消費拡大に向け、手軽に魚料理を楽しめる商品として水産庁が選定する「ファストフィッシュ」ブランドが人気だ。
選ばれた商品は順調に売り上げを伸ばし、2回目となる14日の選定では初回の9倍近い応募を集めた。同庁は外食業界などを通じ、魚を使ったメニューがどれほど受け入れられるかの実証実験を新たにスタート、官民一体の取り組みを加速させる。
「一時は品薄の店も出ました」。イオンの担当者はうれしい悲鳴をあげる。8月24日から、ファストフィッシュに選ばれた「骨取り味つきさんま」を全国の店舗で販売したところ、店によっては2日間で500個が売れるなど、月販約30万個のペースで推移する。
イトーヨーカ堂が販売する電子レンジ調理の味付け魚介類の売れ行きも、計画の3倍近いペース。同社は「魚が売れる食品売り場なら、広域から集客できる」(担当者)と、ファストフィッシュで食品売り上げ全体の底上げを見込む。
販売好調を受け、水産庁の第2回選定では、初回の66品目の8.7倍にあたる575品目が95社から寄せられ、このうち86社522品目が選ばれた。単に簡便なだけでなく「生ふりかけ」などユニークな商品も加わり、水産庁企画課は「裾野が広がった」と手応えを口にする。
ファストフィッシュと並行し、新プロジェクトも始動する。魚の消費機会の拡大をめざし、外食や流通などが実施する魚関連イベントや新メニューの開発を、水産庁が「魚の国のしあわせ」事業としてお墨付きを与える試みで、8月28日に58事業を登録した。
カフェ兼バーをチェーン展開するプロントコーポレーションは今月1日から、同事業の一環で、月替わりパスタなど4品目を新開発やリニューアル。9月の月替わりパスタは従来メニューも含め、全3品とも魚介類が含まれる。魚介類が入っていなかった8月の3品よりも売り上げを伸ばしているという。
魚介入りメニューは女性客にも好評。担当者は「なるべく魚を食べたいと感じる消費者は多い。肉料理に代わり、軽くすませたい夜食需要としても期待が持てる」と話している。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿