最先端のお洒落グッズは人体パーツ 指のはえたスマートフォン、かっこいい？

ちょっと人と違ったものを使いたい、って人にはいいんだろうね。付せんの方は、いいアイデアだね。
　この頃、人体の指や耳といったパーツを、リアルに再現した雑貨やファッション・アイテムが増えている。一見かなり不気味だが、これが今風のオリジナリティーの演出にはマッチしているだろうのか。思わぬヒット商品となっている。


　面白さよりも怖さが先立ちそうなのは、先頃、ストラップヤネクスト（小田原市/神奈川）が発売を開始したスマートフォンのアクセサリー「本物そっくり！　指スタンド（1,680円）」と「スマホのイヤホンジャックに挿すプラグinアクセサリーPLUG APLI指（780円）」。両商品とも、女性の指から型をとり、弾力性や指紋まで精巧に再現しているため、見た目は本物の指そっくり。かなり奇抜な商品だが、実はストラップヤネクストでは、昨年も手のひら型のカバーを発表しており、今年の商品は第2弾となる。何でも前作は、対応機種がiPhoneに限られていたため、他の機種でも使える商品をとの声も多く、今回はそんなニーズが開発を後押したようだ。

　また、付せんのビジュアルが一般的な短冊状の形ではなく、手や耳だったら注目度が格段にアップすること間違いなし。東大阪市に本社を置く印刷会社ピーアンドエーが開発した「REALふせん」シリーズは、まさにそんな商品だ。写真を使用し、普通の付せんでは満足できない人への付せん革命をコンセプトに製作されただけあり、人間の手、耳、そして舌の3種類のいずれも、生々しいイメージを放っている。メモや書類などのしおりに使えば、インパクトは強烈であり、支持する人も多いという。価格はいずれも399円（20枚1組）。

　一方、海外でも人体パーツは人気を博している。イギリスはロンドンを拠点に活動するデザイナーであるパーシー・ロウの作品「LittleThird Ear（小さな第3の耳）」もそのひとつ。これは耳型のピアスで、装着していてもぱっと見ただけではわからない。しかし目を凝らしてみると、お洒落、それともグロテスクか、意見が分かれるところだ。価格は26ポンド（約3,200円）。また同デザインには、各15ポンド（約2,440円）で「Little Ear Ring」「Little Nose Ring」「Little Mouth Ring」と耳、鼻、口の3タイプの指輪バージョンもある。

　以前ならいたずら商品の範疇だったものが、最近はその活用の場が広がっているようだ。この風潮に刺激され、今後も新しい人体パーツグッズが続々と登場してくるかもしれない。