2011年12月14日水曜日

時代を映すカレンダー 来年は絆、自然、環境

確かに考えさせられるよね。カレンダーは企業のイメージにも繋がるよね。




師走も半ばを過ぎようとするなか、企業が取引先などに配っている来年のカレンダーにも、東日本大震災の影響が表れている。公共広告機構(AC)のテレビCMで、「こだまでしょうか」の詩が多くの人の心にしみ込んだ童謡詩人、金子みすゞさんのカレンダーには企業からの注文が急増しており、企業が独自に作成するカレンダーでも絆や環境、自然をテーマにするものが増えている。



 震災被災地に義援金1億円のほか、レトルト食品などを送った日清製粉グループは、復興への願いをカレンダーにこめた。立体イラストレーター、Kacchi(カッチ)氏の作品は繊細さと温かさをあわせもち、「見る人が思わず笑顔になる」(日清製粉)という。

 三菱電機が作製した日本各地の四季折々の風景を掲載したカレンダーは、東日本大震災の影響で一部が失われた、日本の風景の美しさを再発見させる内容だ。

 ダイキン工業はエアコンメーカーらしく、空気の魅力をテーマに自然写真をカレンダーに採用してきた。今回もヨーロッパや中国などで撮影した風車や樹氷などの美しい風景を掲載。「震災後、環境や再生可能エネルギーへの関心が高まった」(担当者)ことから、太陽光発電などで作った「グリーン電力」で印刷した。

 既製品に企業名を入れる「名入れカレンダー」では、金子みすゞが人気。カレンダー製造大手、トーダン(東京都荒川区)によると、書画家の田中太山氏の書道作品を掲載したカレンダーとともに注文が特に多かったという。

 絆の大事さなど記した詩が人気の相田みつをのカレンダーも、「例年より2割多い」(販売元の相田みつを美術館)状況だ。

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