うーん、ノートPCはかなり厳しくなっちゃいましたよね。生き残れるでしょうか?
使い勝手や携帯性に優れたノート型パソコンが相次いで登場している。冬商戦では米半導体大手のインテルが主唱し、スリープ状態からの立ち上がりが早く、本体の薄さが特長の「ウルトラブック」を東芝や日本エイサーが発売。起動時間を短縮した製品も増えている。急速に普及するスマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末に脅かされる中、ユーザーの不満を解消する付加価値をつけて需要喚起を狙う動きが目立つ。
東芝は11月、日本メーカー初のウルトラブック「ダイナブックR631」(実売13万円程度)を発売した。持ち運びを想定したタイプとしては比較的大きい13.3型の液晶や、128ギガ(1ギガは10億)バイト半導体メモリーを搭載した高性能機種にもかかわらず、厚さは最大15.9ミリ、重さも1.12キロしかない。
10万円前後で売れ筋のA4サイズに比べ、ウルトラブックの価格はやや高い。ただ、割安のハードディスク駆動装置(HDD)を搭載したエイサーの製品は実売価格が7万円前後まで下がっており、少しずつ買い得感も高まっている。「スマホ、タブレットキラー」とも呼ばれるウルトラブックは富士通も2012年度の発売を予定しており、市場の台風の目となりつつある。
即座に起動できるタブレットやスマホに対し、平均20秒程度はかかっていた起動時間を短縮した製品も登場した。富士通が10月に発売した「ライフブックSH76/E」(販売想定価格18万円前後)はわずか6秒で起動。ソニーの最上位機種「ZシリーズVPCZ219FJ/B」は13秒で起動し、約9時間の長時間駆動も実現した。
需要鈍化と競争激化を背景にパソコンの価格は急落している。一方、5万円以下でも買えるタブレットやスマホが普及し、同じ価格帯の「ミニノート」を中心に需要が奪われつつある。
そうした中、日本ヒューレット・パッカードは価格競争を仕掛けた。10月発売の「HPパビリオンdm1」は11.6型液晶や640ギガバイトのHDDを搭載し、ミニノートを上回る性能ながら3万9900円と格安だ。「パソコンは入力が容易で、ミニノートと違って動画を作る能力も十分。世界トップシェアの部材調達力を生かし価格を抑えた」(同社)という。
年明け以降にタイの洪水の悪影響が見込まれる中、書き入れ時の冬商戦は例年以上に熱くなっている。
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