12月からの短い間に、今まで知らなかった企業とたくさん出会えるか。ここにかかってますよね。
2013年春に卒業する大学3年生の就職活動が1日、本格スタートした。就活長期化による学業への負担を軽減するため、これまでより2カ月遅く始まったが、雇用情勢は依然として厳しく短期決戦に焦りを強める学生は少なくない。限られた期間に質の高い学生を集めたい企業も必死だ。
就活は例年、10月1日が“解禁日”だったが、経団連が加盟企業の採用指針になる「倫理憲章」を見直し「会社説明会などの広報活動は12月1日以降」と決めたため、今年は12月1日からになった。ただ面接や筆記試験など採用につながる「選考」は4年生の4月1日からと従来のままで、今年の就活は短期決戦を余儀なくされる。
学生は企業や就職情報サイトに自分の名前を登録し会社説明会やOB訪問のアポとりに懸命。私立女子大生は「説明会が12月から1月に集中するため、目当ての企業を回りきれないうちに選考日を迎えるのではないか心配です」と話す。
昨年より改善したものの今年10月1日時点の大卒就職内定率は59・9%と過去2番目の低さで就職氷河期は依然として続いている。少子化にもかかわらず就職を希望する大卒者は約64万人。今年だけで約17万人にものぼる就職浪人組や、「グローバル時代の即戦力」(中堅商社)と目される外国人留学生もライバルだ。
一方、新倫理憲章で学生の囲い込みを目的に夏ごろに行っていた就業体験(インターンシップ)も「採用活動と区別する」と決められたため、企業側も安穏としてはいられない。解禁初日からインターネットで会社概要を動画配信し、学生との接点を増やそうと躍起になっている。
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