2011年12月18日日曜日

<日本再生の基本戦略>名目3%、実質2%成長目指す

デフレ脱却には相当時間がかかるでしょうね。実質成長が大きく伸びる日がまた日本にくるのかな?


 政府は東日本大震災後の新たな成長の道筋を示す「日本再生の基本戦略」に盛り込む11~20年度の成長目標について、平均で名目成長率3%、実質成長率2%の達成を目指す。月内に開く国家戦略会議(議長・野田佳彦首相)で正式決定する。基本戦略は、この目標達成のため、デフレ経済から脱却し「復興需要に依存しない、民需主導の経済成長」を実現すると明記する。

 再生戦略は、経済、社会、国際の3分野について「フロンティアの開拓」を掲げ、環境技術開発などを重点施策に設定。世界の成長力を取り込むため、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)推進を打ち出す。また、野田首相が掲げる「分厚い中間層の復活」に向け、来年半ばをめどに「若者雇用戦略」(仮称)を策定する方針も示す。

 再生戦略は日本経済が早期にデフレから脱却し、実質2%の成長軌道に乗る姿を描く。しかし、エコノミストの予想では、復興対策で需要が底上げされる12年度でも実質成長率は2%台前半にとどまる見通しで、目標実現は容易ではない。

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