2011年12月14日水曜日

期限内に報告書提出=中間純損益、323億円の赤字―オリンパス

上場廃止免れたの?いや、ダメでしょう。即刻、廃止にしないと。まじめな社員がかわいそす。




巨額の損失隠しが発覚したオリンパスは14日、関東財務局に過去5年分の訂正有価証券報告書と2011年7~9月期の四半期報告書などを提出するとともに、11年9月中間連結決算を発表した。同日は東証が上場規約で定めるこれら報告書の提出期限だったが、提出の遅れによる上場廃止は免れた。
 東証は同日、一連の報告書提出を受けて同社株の「監理銘柄(確認中)」指定を解除したが、「監理銘柄(審査中)」の指定は継続。今回の虚偽記載が市場全体に与えた信頼度の低下など影響の重大性を検討した上で、上場廃止にすべきかどうかを最終判断する。
 オリンパスは損失隠しに関わる決算内容を訂正し、07年3月期の利益剰余金から1172億9800万円を減額した。純資産は大きく減少したものの、いずれの期も債務超過は免れた。
 過去5年分の報告書訂正では、うち3年分の監査を担当したあずさ監査法人との調整が難航、監査未了のままの報告書提出も予想された。しかし、最終的にあずさ監査法人は、損失の「飛ばし」先のファンドに関わる一部証拠が入手できなかったとの限定付きながら、「財務諸表全体にわたるほどの影響ではない」として、適正と認めた。
 同日発表された11年9月中間期の連結業績では、売上高は前年同期比0.7%減の4145億円とほぼ横ばいだったが、今後の業績悪化を見越して繰り延べ税金資産を取り崩したことなどから純損益は323億2900万円の赤字となった。9月末の純資産は64.1%減の459億5400万円と大幅に減少、自己資本比率も前年同期の11.9%から4.5%に縮小した。

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