2011年6月6日月曜日

<新車販売>「軽」が販売伸ばし上位に6車種

これからも、この流れが続くんじゃ?

 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会が6日発表した5月の車名別国内新車販売ランキングは、1位にスズキの「ワゴンR」、2位にダイハツ工業の「ムーヴ」が入り、いずれも軽自動車だった。ワゴンRが首位を獲得するのは09年5月以来、2年ぶりで、軽自動車がトップに立ったのも2年ぶり。東日本大震災の影響で自動車メーカー各社が大幅な減産を強いられる中、部品点数が少なく、生産への影響が比較的小さかった軽自動車が販売を伸ばし、上位10車種のうち6車種を占めた。

 ワゴンRは前年同月より22.7%減ったものの、1万1186台を販売してトップ。ムーヴは9402台を売り、前年同月比でも6.6%増えた。

 一方、09年6月以降の過去2年間、首位を争っていたホンダの「フィット」は前年同月比21.3%減で3位。フィットのライバルだったトヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」も同76.1%減と大幅に落ち込み、6位に転落した。トヨタ車では昨年末に全面改良した小型車「ヴィッツ」が堅調で、前年同月比では14.5%減ったが、プリウスを抜いて5位にランクインした。

 このほか、9位に入ったホンダの軽自動車「ライフ」も前年から販売を伸ばした。

 また、自販連が発表した都道府県別の小型乗用車の販売台数は、被災地の宮城が前年同月比15.5%増の2622台となり、全国で唯一、前年を上回った。

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