2011年6月10日金曜日

中国新車販売、2か月連続の前年割れ…5月実績

いよいよ、急成長の陰りが数字となってはっきり出てきましたね。

中国汽車工業協会は9日、中国における5月の新車販売の結果を明らかにした。商用車と輸出を含めた総販売台数は、138万2800台。前年同月比は3.9%減と、2か月連続で前年実績を下回った。

前年実績を割り込んだ要因としては、日本メーカーの減産が大きい。5月の中国新車販売は、トヨタが前年同月比35%減の3万8500台、ホンダが31.6%減の2万7204台と大幅に減少。しかし、日産は15%増、マツダは1%増と実績を伸ばした。

また、小型車に対する購入補助が2010年末で打ち切られたことも、販売が減速した理由。渋滞対策として、北京市など主要都市で導入されたナンバープレートの発行枚数制限も、新車販売に与えた影響は少なくない。

日本メーカーに代わって、シェアを伸ばしたのがドイツ勢。アウディは前年同月比44.6%増の2万5153台、BMWは51.1%増の2万1150台。メルセデスベンツは前年同月比43.1%増の1万6401台と、5月の販売新記録を樹立している。

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