2012年6月7日木曜日

住宅ローンの金利低下、銀行間の貸し出し競争激化

いつか金利が上がる、と言われてもうかなりたつなあ・・・変動で借りてる人は、今のうちに繰上返済しておかないと!




 住宅ローンの金利低下が続いている。長期金利の低下だけでなく、銀行間の貸し出し競争が激しくなっているためだ。ローン金利の低下は住宅販売の増加を後押しし、ローンの借り換え需要を高めそうだ。

 欧州危機の深刻化などから、投資資金が安全資産とされる日本国債に逃避する動きが強まり、国債価格は上昇(長期金利は低下)基調だ。7日の長期金利の終値は0・875%と前日より0・010%高かったが、依然、低水準が続く。

 これを受け、住宅ローン金利も低下。利用者が多い金利の固定期間が10年の住宅ローンでは、みずほ銀行が6月分を5月より0・05ポイント引き下げて年3・1%とし、平成15年7月以来約9年ぶりの低水準にした。変動型では銀行から金利の優遇措置を受けた場合、大手銀行では1%を切る。

 不動産経済研究所によると、4月の首都圏のマンション発売戸数は前年同月比81・7%増と大幅に伸びた。東日本大震災を背景にした買い控えの反動もあるが、「ローン金利低下も後押ししている」(同研究所)。企業の資金需要が低迷する中、銀行が住宅ローンに力を入れていることも金利低下につながっている。国内銀行の22年度末時点の住宅ローン残高は104兆円で、10年前より23兆円増えた。

 ただ日本財政の信用低下で国債が売られ、長期金利が上昇すれば、変動型金利も急騰。貸し倒れが増え、銀行経営に大きな打撃を与える可能性もある。

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