2012年6月6日水曜日

給油所営業、夜10時以降自粛を検討

こういう風に、夜の節電が昼間に効いてくるっていうのを、もっと周知すべきだと思うんだけど・・・




 ガソリンスタンドの業界団体「全国石油商業組合連合会(全石連)」が夏の節電対策として、全国の加盟給油所に夜間の営業自粛を呼びかける方向で検討を始めたことが6日、分かった。営業時間の短縮で燃料切れが起きるのを防ぐため、ドライバーには1回の給油量をなるべく多くしてもらうよう注意喚起する。省エネ目的で営業の休止を求めるのは石油危機以来の取り組みという。

 自粛を求めるのは来店数の少ない午後10時~翌午前6時ごろまでの時間帯。ドライバーにはポスターやチラシを使って多めの給油を呼びかける。取り組みの詳細は今後調整する。

 これに併せて、電力使用制限令が出た昨夏の東京電力管内で実施した電灯やクーラーなどの節電対策について、今夏は全国で導入することも検討する。

 省エネ目的でガソリンスタンドが営業を休止するのは、「(昭和48年以降の)石油危機で、日曜日に営業を休止して以来ではないか」(全石連)という。ただ、業界団体が加盟企業の競争を制限することは独占禁止法で規制されており、全石連は要請はできても強制はできない。このため、取り組みがどこまで浸透するかは不透明だ。

 また、夜間の営業を自粛しても電力需給が逼迫する昼間の節電にはつながらないが、夜間の余剰電力が増えれば夜くみ上げた水を日中に放水して発電する揚水発電の発電量が増え、結果として昼間の需給緩和が期待できる。

 全石連は、全国にある約3万7000軒のガソリンスタンドのうち、約95%が加盟している。

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