2012年4月29日日曜日

家電量販大手のエディオン、リサイクル事業に参入

そういう企業努力は、とっても大事よね。ゴミも意外と宝の山だものね。


家電量販大手のエディオンが、使用済みの家電製品から銅やレアメタル(希少金属)などを取り出して再資源化するリサイクル事業への参入を計画していることが28日、分かった。広島県内にリサイクル工場を建設する方針で、量販店がリサイクル分野に乗り出すのは異例。薄型テレビなどの価格下落で量販店は収益の確保が難しくなってきているため、リサイクル事業を新たな柱として育成する。

 エディオンは、広島県福山市内にリサイクル工場を建設する方向で調整を進めており、数年後の稼働を目指すとみられる。工場では収集した使用済みテレビやエアコンなどの家電製品から素材を取り出し、良質の金や銅、レアメタルなどに変えて再利用する。

 メーカー各社はテレビなどのリサイクル事業に相次ぎ参入しているが、量販店が乗り出すのはきわめて珍しい。

 エディオンは近年、環境事業に意欲的に取り組んでおり、5月から独自開発した電力の使用状況をリアルタイムで把握したり、使用電力を制御できるシステムの販売を開始。また、各店舗で住宅用の太陽光発電設備について、専門の店員が自宅訪問して説明するサービスを展開している。

 家電業界では、地上デジタル放送の完全移行に伴う買い替え特需の反動でテレビ販売が低迷。商品の差別化が難しい家電量販店では厳しい経営を強いられているため、新たな生き残り策として「リサイクルなどの環境ビジネスは有望」(関係者)としている。

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