確かに、ワンコインってのは魅力だよね。1枚の紙幣出すより抵抗少ないし。
日本銀行によると、2011年末の硬貨の流通量は4兆5,497億円で、前年同期よりも84億円増となった。特徴的なのは500円玉と50円玉の動きだ。1円玉は前年同期比5億円減、5円玉と100円玉が各10億円減、10円玉19億円減と軒並み流通量を減らす中で、500円玉は前年同期比240億円増、50円玉は8億円増となった。理由は、価格設定やサービス実施の際に500円や50円へのこだわりが大きいためとみられている。
中でも、500円玉1枚の価格で利用できる、いわゆる「ワンコイン・サービス」は、ランチのほかにもさまざまな生活のシーンで一般的となった。
最近よく見られるのは検診サービス。背景には、近年問題視される医療費増への対応で、自覚症状が出る前の早期発見や、定期的な健康診断とは無縁の自営業者や主婦の健康維持、増進にあるようだ。
ワンコイン健康診断の草分け的存在のケアプロ(東京)は昨年夏、東急東横線「横浜駅」構内に店舗を開店した。気軽に立ち寄れるエキナカで、3つの検査項目、ドライアイや血圧・骨密度をチェックする。また、禁煙ブームでタバコをやめた人にとって気になる肺年齢のセルフチェックが、1項目500円で5分から10分程度で行える。
自治体も導入に前向きだ。名古屋市(愛知)では、市内在住者を対象に、協力医療機関と保健所で乳がんから歯周疾患まで、6種類のがん検診と生活習慣病検診が1検診500円で受けられるサービスがある。検診項目ごとに年間受診回数や年齢の制限はあるが、これまでの健康診断と比較すれば、料金面や利便性は格段にアップしたサービスといえよう。
割安イメージの強いワンコイン・サービス。経済状況の厳しい中、需要はまだまだ続きそうだ。
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