いよいよ1万ドル割れが視野に入りましたね。いくところまでいっちゃうかもしれませんね。
22日午前のニューヨーク株式相場は、世界的な景気先行き不安が強まる中で寄り付きから大幅安となり、優良株で構成するダウ工業株30種平均は一時前日終値比370ドル余り下落した。午前10時現在は、ダウ平均が367.67ドル安の1万0757.17ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数は同84.10ポイント安の2454.09。
前日に連邦公開市場委員会(FOMC)声明を受けて大幅下落した米株相場は、この日も市場に米景気の先行き不安が広がる中、寄り付きから売り込まれている。同声明は、米労働・住宅市場の弱さを指摘したほか、「深刻な下振れリスク」に言及した。これに続き、この日朝方に発表された前週までの新規失業保険申請件数も9000件減の42万3000件と、3週間ぶりに減少に転じたものの、市場予想を上回る水準となった。依然として40万件を超える高水準で推移する申請件数が市場心理を圧迫する中、米株市場で失望売りが加速した。
各国のマクロ経済指標も世界的な株売りの流れにつながった。英金融情報会社マーキットが発表した9月のHSBC中国製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値は49.4と、前月確定値(改定)から低下し、景気拡大・縮小の分岐点である50を3カ月連続で下回った。同社によると、同月のユーロ圏PMIも49.2と、前月の50.7を下回り、約2年ぶりに50を割り込んだ。米経済の二番底懸念が広がる中、中国や欧州ともに経済活動の縮小傾向が示されたため、株売りの流れが急速に強まった。
ダウ構成銘柄は全面安。アルコア、キャタピラーなど景気敏感株は軒並み5%前後の大幅安となったほか、シェブロンなどエネルギー銘柄も原油相場の下落を眺めて売り込まれている。
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